以前はCD4が一定以下（500以下とか）に下がるまで障害者手帳の申請を受けつけてくれない、実質的に治療が開始できないことが多かったようですが、最近は、自治体によっては、どんどん早期治療を開始する方向になっているようです（私もその影響を受けています）。
その場合、身体障害者手帳の発行にあたって、ヒト免疫不全ウィルスによる免疫機能障害4級になることが多いと思います。
HIVの障害等級3級と4級では地味に受けられるサービスがけっこう異なる（※自治体によって様々です）のですが、実生活で一番差が出てくるのは、おそらく自動車税／軽自動車税の減免対象になるかどうかです。
これも自治体によって対象が異なるのですが、とりあえず都道府県単位でざっと一通り調べてみました。今後、引っ越しを検討する際などに参考にしていただければと思います。
■本人運転でHIV4級でも減免対象になる自治体（2018年10月現在）
北海道
青森県、岩手県、福島県
神奈川県
愛知県
京都府、大阪府
佐賀県
※詳細は各都道府県の自治体サイトなどでご確認ください。
「○○○○(都道府県名) 自動車税 障害者」
などで検索すれば、だいたい該当のページが見つかります。
これ以外の都道府県は、基本的に3級以上でないと減免対象になりません。また、家族所有や家族運転の自動車の場合、減免にならない（減免額が異なる）場合もあります。
首都圏でHIV患者がクルマ持つなら神奈川県が一番良さそうですね（ちなみに、川崎市では、障害等級4級以上であれば、市バス、私営バスともに身障者は無料で利用可能です）
ちなみに、東京都では身体障害者手帳があれば、都営交通（都営地下鉄、都電、日暮里・舎人ライナー、都営バス）が無料ですので、4級でもクルマ運転しないよ、というのであればこれら都営交通の沿線がオススメかなと思います。
以上、ちょっと気になったので調べてみた情報でした。
